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2018年8月2日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区淡路町

2018年7月30日オープン。
7月中頃、青森の「長尾中華」2店舗で2杯ずつ食べてきた。
7月下旬には渋谷東急東横店の催事に出店していたので、そこでも食べてきた。
そして今度は東京神田店のオープンである。
もちろん食べるでしょう。2杯でしょう。
「あっさり」700円と「ごぐにぼ」900円(数量限定)。

青森煮干しラーメンの歴史は古い。
現存している最古のラーメンと言われているのが「入〆」(青森)。創業明治35年の蕎麦屋さんだが中華そばは大正時代から出していたらしい。ということは90年以上の歴史だ。そして青森県最古のラーメン専門店と言われているのが「来々軒」(弘前)。昭和元年屋台で創業。
そしてそれ以外の代表的な店をあげるとしたらまずは「くどうラーメン」(青森)。創業70年以上になり、焼き干しにこだわっている自家製麺の店。朝8時から営業していて、青森の朝ラー文化を作っている。続いては「まるかいラーメン」(青森)。こちらも50年以上の歴史がある。それらの老舗の存在無しに青森の煮干中華は語れないが、そのご当地ラーメンを全国に広めたのが「長尾中華そば」である。私は開店して1年半の2005年に食べに行っている。その時の感想はこうだった。「4人で入って4種類のラーメン(あっさり、こく煮干し、こく鰹、つけめん)を食べたがそれぞれに個性があり、それぞれがおいしかった。麺やチャーシューもメニューにより変えてあり、その工夫やこだわりには恐れ入る。「あっさり」が「くどうインスパイア」とするならば、「こく煮干し」は「たかはしインスパイア」である。」

たくさんの催事に出店し、東京ラーメンショーを始めとするラーメンイベントにも積極的に出店。自分の店の宣伝だけではなく、津軽煮干し会などの組織を作ってイベントに参加し、「青森煮干し中華」の告知活動をしていた。催事でも長い行列ができるようになり、満を持しての「東京店」オープン。(2013年10月から2014年5月まで池袋で期間限定出店したことはある)

今のところ、麺は三河屋製麺を使用。青森の麺に近い中太ストレート麺で提供している。(今のところ麺は一種類。青森では4種類。)チャーシューはももとバラの2種類。
「あっさり」はじんわり煮干しのすっきりあっさり醤油味。水と煮干しで取ったスープ。
「ごぐにぼ」は煮干し好きにオススメの強烈な煮干しスープ。豚骨+煮干しのスープに煮干し粉。ドロドロではなく、濃い煮干しだが思ったより食べやすい。
今日は食べてないが「こく煮干し」もある。

青森の煮干しは、大きく分けると次の3つに分けられると思う。動物系+煮干し、非動物系の清湯煮干し、豚骨煮干白湯。食べ比べるととても面白い。

こちらでも、いろいろ新メニューや裏メニューも登場しそうなので様子を見ながら未食メニューを食べに行きたい。

お店データ

長尾中華そば 東京神田店

東京都千代田区神田小川町1-7 神田小川町ハイツ108(淡路町)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。