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2019年1月27日の大崎裕史の今日の一杯

岐阜県岐阜市

2018年8月8日オープン。駐車場がテナント共同で35台分あるのは、車社会において大変助かる。外待ちこそなかったが20席がほとんど埋まっている人気店だった。店主は「稲葉さん」ではなく、岐阜の観光名所・金華山の旧名である「稲葉山」から取った店名。店主は林さんなので、「林家」だと落語家になってしまう、と地元の山の名前から付けたようだ。(木更津には「林家」という家系がある)

「王道家」出身で王道家ホームページの「店舗一覧」にも載っているが独立だったはず。店名の横に「王道之印」という印が押されており、その関係性がわかる。オープン当初は王道家の自家製麺を使っていたこともあるようだが私が行った時は横須賀市の「増田製麺」だった。

家系の好みは「麺柔らかめ、味濃いめ、油多め(最近は油普通かな?)」だが初訪の店では「全部普通」で頼むことにしている。(たまに「麺固めで提供」などというレビューを事前に読むと麺柔らかめで頼むこともある)

出てきたラーメンは麺もスープも油もばっちりの本格家系が岐阜に誕生!という仕上がり。そしてチャーシューも燻製で香りと歯応えが良い。チェーン店が増えたりして「家系ラーメン」という言葉が一人歩きをし始め、多くの人に「家系」が知られるようになった。しかし、「本当の家系」はそのうちの何割かである。ここは紛れもない「本物の家系」と言えよう。

なお店主は岐阜の名店「白神」で5年ほど修業をした後、家系の門を叩いており、ラーメンについては幅広い知識経験を持っている。

お店データ

家系ラーメン 稲葉家

岐阜県岐阜市上土居1丁目5-2 プラズマビル1階
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。