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2016年11月21日の大崎裕史の今日の一杯

埼玉県川口市川口

私も審査員として参加している講談社の「TRYラーメン大賞」(通称TRY本)。その新人しお部門の7位入賞を果たしたお店。こちらは7月7日オープン。今年の審査締切は7月末。私は時間が取れずに行けず終いだったのでこの店には投票できなかった。ところが、私を除く投票権がある6人のうち、5人が投票している。それだけいい店だった、ということにも驚きだが、5人が(もしかしたら全員かも?)その短い期間に食べにいってる事実にさらに驚かされた。私は今年で20年間、年間700杯を続けている。そんな私でも彼ら(一人だけ彼女)の行動、情報収集力、判断、には感服させられる。昨年、審査員を増やすために公募をしたが、この中のメンバーに入れそうな人はなかなか日本にはいない。(もちろん世界中にも居ない。あっ、ブライアンなら・・・。それと某誌と両方に出ることはできないようだ。)
前置きが長くなってしまったが、そんなわけで「TRY本」が出てからの訪問になってしまった。ここは蕨にある「中華そば葵」のセカンドブランド。その「葵」すら知らなかったし、未食である。店名は「竜葵」と書いて「ほおずき」と読ませている。
「名古屋コーチン」「台湾まぜそば」「ひつまぶし」という名古屋に関するキーワードが並ぶので名古屋出身者かと思ったら、そうではない。そもそもが純系名古屋コーチンを使ったラーメンを考えていて、その流れで「名古屋」で固めたようだ。
注文したのは、塩そばとひつまぶしがセット(1000円)になったものと今流行りの「和え玉」(替え玉だがタレで混ぜられており、そのまま和えそばとしても食べられる)180円。
塩と名古屋コーチンだけで作った鶏そばはシンプルながら鶏の旨味が抜群。ひつまぶし用や和え玉用にスープを残しておくのがもったいないくらいにスープを飲みたかった。麺は自家製の細麺。チャーシューは鶏と豚の肩ロース。なかなか良くできた塩そばであった。

お店データ

自家製麺 竜葵

埼玉県川口市栄町3-5-15(川口)

このお店の他の一杯

大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。