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のらのら

男性 - 東京都

はじめまして。レビュー開始から一年が経ち、二年目の目標を全国制覇にしました。一杯のラーメンに出会うまでの経緯も書き記しているので、前置き等が長くなりがちですがお許しください。しかし採点に関しては立地 接客 衛生面 価格設定などは考慮せずに、ラーメン一杯に対しての評価にしています。自分の好みだけで評価しているので不快な文面もあると思いますが、何卒宜しくお願いします。

平均点 73.429点
最終レビュー日 2019年7月18日
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レビュー 店舗 スキ いいね

「かぐや流 とんこつ塩 ¥780」@麺匠かぐやの写真日曜日 晴天 11:40 先客4名 後客2名

突然として始まったスピンオフ企画〝ラーメンひと筆書き〟に挑戦するために金沢市内のホテルにいる私は計画性の無さをまたもや露呈する。

ちなみにこの企画内容は、東京を出発して同じ路線を後戻りせずに各都道府県のどれだけ多くの人気店を明日までの二日間で周って東京に戻って来られるかにチャレンジするというバカげた内容。しかもRDBのポイント上位店とハードルを上げたのだ。

昨夜は早めに夕食のラーメンを食べたあと成り行きで予約したホテルにチェックインした。そこで明日の目的地を福井県第一位の老舗人気店に決めたのだが、小腹が空いてきたので金沢に来て寿司を食べないのは如何なものかと思い北陸屈指の繁華街である片町にくりだした。

飛び込みで入ったにもかかわらず美味い寿司に出会え大満足で宿に戻る途中に、ちょいと一杯のつもりで呑んでいつの間にやらハシゴ酒。とスーダラな夜を過ごしてしまったのだ。

結果、敦賀市にあるこちらに11時の開店前の先着を計画していたのだが寝坊してしまい慌てて9:54発の【サンダーバード16号 大阪行】で向かった。敦賀駅に11時すぎに着いたが駅からの交通機関がなく歩くと30分近くかかるようなので止むを得ずタクシーを拾った。

運転手さんに行き先を告げるとすぐに分かるほどの人気店で10分程で予定よりは遅れたがようやく現着出来たのだがまさかの事態が起きた。

タクシーの中から見えたのは臨時休業の看板だった。その奥の扉には忌中と記されていて御不幸では仕方ないとうなだれているとタクシーの運転手さんが目の前のを指差して「そこのラーメン屋も人気あるよ」と教えてくれた。看板の写真には丼の端から端をつなぐ程の豚バラ焼豚が目を引く力強いラーメンだ。

企画開始の趣旨からは随分と外れてしまうが他の人気店を探して行くほどの時間に余裕もなく藁にもすがる思い飛び込んでみた。

店内はテーブル席が多くローカライズされている。〝MENSHO〟のバックロゴの入ったTシャツを着た三人体制で回しているので、あのグループの系列店なのかと思ってしまった。券売機はなくしっかりとした卓上メニューから品定めをするのだが、何せ突然の訪問なので予備知識もRDBの情報も無いので基本らしきお題を注文してみた。

メニューの筆頭にあるのは豚骨系だった。人生の中で朝起きて一番最初に口にするのが豚骨ラーメンなのは初である。人生半ばを過ぎても知らない世界があることを知った。

無知の知を噛みしめながら待つこと8分で我が杯が到着した。外朱内白の切立丼の中の姿を見て思ったのは、明らかに看板の広告写真の焼豚と大きさが違う誇大広告ではないかという事だった。

もともと脂っぽい豚バラ焼豚が苦手なので事を荒げることもなくスープをまずはひとくち。乳化の少ないサラリとしたスープは豚骨耐性の弱い私にも受け入れられる濃度だが、かつての豚骨スープに感じた事のない科学的な要素を発見してしまった。あさイチから舌が痺れて喉が渇く症状は経験した事のない喪失感だ。豚骨スープにこれだけ補強剤を足さないといけないものだろうかと首を傾げた。

麺は中太ストレート麺で博多ラーメンとは違うテイストを取り入れている。柔らか仕上げでスープのとろみとは同調するが麺自体を主張しないので食感の物足りなさを感じる。味的には多加水麺なのでスープを必要以上に寄せ付けないのが私には功を奏した。

具材は誇大広告の疑いのある豚バラ焼豚が炙られている。スープの不自然な旨味で味覚が劣化しているので炙りの効果は感じなかったがとろけるような食感だけは判断できた。しかし柔らかすぎて何を食べたのかは印象には残っていない。

デフォで添えてある味玉もスープの旨味に影響されて本質を見極められなかった。メンマもタケノコのような食感だけを残して味わいなく消えていった。

薬味の白ねぎの笹切りとキクラゲの細切りたちが最後に存在感を発揮してくれた。科学的で単調な旨味の繰り返しの中で麺すらも食べ飽きてきた終盤に丼の底で麺と絡むことで新たなテクスチャーを生んで食感に新風を吹き込んでくれた。しかしその新しい風の力も及ばずスープも麺も残してしまった。

再び敦賀駅に戻るタクシーの運転手さんに聞くと予定していた福井県第一位の店の創業時からのご主人が亡くなられたようだ。そのような大変な時に訪れた事は残念だが心よりご冥福をお祈りし、先代のご遺志を二代目が受け継がれたら必ず訪ねてみたいと心に刻み敦賀駅に戻ってきた。

ここから先は京都へ向かってみようと12:16発【サンダーバード18号 大阪行】に乗り滞在時間わずか52分の敦賀を後にした。目的の京都府第一位の店も日曜営業で通し営業なので慌てる事なく計画を進める。

先ほどのラーメンは私には残念だったが人生で初めて敦賀を訪れた事は短い時間だったが忘れられない一杯となりました。

ここまでの旅のおさらい

東京〜長野〜富山〜金沢〜敦賀

移動距離 591km
乗車時間 5時間4分

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